事業KPI最大化を加速させる、統合ダッシュボードとは?
こんにちは。CCI データプランナーの浅井です。
デジタルマーケティングを推進されている方には馴染みが深いであろう”ダッシュボード”。例えば、デジタル広告のパフォーマンス管理・自社サイトの来訪状況の把握・・など様々な場面でご活用されているでしょう。
本日は、デジタルマーケティングにおいては欠かせないダッシュボードについて、さらに踏み込んだ活用方法である"複数のデータソースを統合"すべき理由と活用メリットを解説いたします。
■目次
- デジタル広告におけるダッシュボードとは
- デジタル広告データだけじゃない!複数のデータソースを含めた統合ダッシュボード
- 統合ダッシュボードのメリット
- 事業KPI最大化を支援するダッシュボードを提供いたします
◆デジタル広告におけるダッシュボードとは
デジタル広告のダッシュボードは、広告キャンペーンのパフォーマンスや重要な指標を一目で把握できる視覚的なツールです。複数のプラットフォームから情報を集約し、広告の効果分析や予算管理を効率的に行う手助けをします。カスタマイズ可能なウィジェットやグラフ、チャートを利用することで、広告管理画面と比較してより視覚的に分かりやすい形でキャンペーンの成果やKPIを追跡できます。これにより、広告運用者は素早く効果的な意思決定を行い、広告戦略を最適化するための具体的なインサイトを得ることができます。現在、多くのデジタルマーケティング担当者がダッシュボードを活用しているのではないでしょうか。
代表的なダッシュボードツールとしては、Looker Studioが挙げられます。Looker Studioは、Googleが提供するデータビジュアライゼーションおよびビジネスインテリジェンスツールで、様々なデータソースからデータを収集・分析・視覚化し、インタラクティブなレポートやダッシュボードを作成することが可能です。
◆デジタル広告データだけじゃない!複数のデータソースを含めた統合ダッシュボード
しかし近年は、広告データだけでなく、その他複数のデータソースを含めた統合ダッシュボードのニーズが高まっています。
複数のデータソースとは・・・
・各広告プラットフォームでの広告配信データ
・GA4をはじめとするサイト内行動ログ
・CRMデータ
などが挙げられます。
統合ダッシュボードがない状態では、前述したデジタル広告配信データ・サイト内行動ログ・CRMデータはそれぞれ単体で評価せざるを得ません。複数のデータソースを統合した上で可視化することで、単体のデータでは評価では見えてこないインサイトの発掘に期待ができます。
一部サービスやソリューションの機能(例えば、HubSpotとGA4のアカウント連携など)によっては、複数データの管理が可能な場合もあります。しかし、基本的にはアウトプットの型が決まっているため、使いづらさを感じている方も多いのではないでしょうか。
そのような点で、前述したLooker Studioのようなダッシュボードツールを用いれば、数多くのデータソースを統合した上で確認したい指標を自身で自由にピックアップし、テンプレートを活用しながらインタラクティブなレポートを作成することができます。
◆統合ダッシュボードのメリット
・複数のデータソースの指標をまとめて監視
広告キャンペーンの効果、ウェブサイトのトラフィックやエンゲージメント、顧客リテンション率など、多様な指標を一つのダッシュボードで追跡できます。これにより、ビジネス全体のパフォーマンスを包括的に監視することができます。
・データの統合分析と、高度なデジタルマーケティング施策の進行
広告データ・サイト内行動ログ・CRMデータを統合することで、より包括的な視点での分析が可能となります。
例えば、
・広告クリックで流入したユーザーが、サイト内でどのような行動をとっているか
・広告経由で獲得したリード(Webコンバージョン)が、その後顧客化(ロイヤルユーザー化)に繋がっているか
・どの広告が最も有望なリードを生み出しているか
といったように、各データ単体では見えないインサイトを得ることができ、それらを基にしたマーケティング施策の実施が可能になります。
・関係者間での容易な数値確認・分析対応
ダッシュボードがあることで、広告運用担当者・マーケティングチーム・営業チームなど、部署が異なっていても事業KPI達成に向けた共通の数値確認と分析を通した迅速な意思決定が可能となります。
◆事業KPI最大化を支援するダッシュボードを提供いたします
CCI Data Digでは、先日リリースしたアドレサブル広告(事業KPI最大化)サービスのオプションとして、デジタル広告別のオンライン行動の評価や、事業KPI到達状況を効率的に確認できるダッシュボードサービスを提供しています。複数のデータソースの統合からLooker Studio環境でのダッシュボード作成まで、データーマーケティング領域の専門家が一気通貫で対応いたします。
※ダッシュボードはイメージです。実際のデザインは変更になる可能性もございます。
事業KPI最大化達成に向け「自社の状況を正しく把握する」ことはその後のデジタルマーケティング施策の精度を高めるために非常に重要です。
複数のデータソースの統合・ビジュアライズにご興味がありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。