データ活用の鍵!? - SQLを学ぶべき3つの理由
こんにちは!SQL芸人と申します。
あらあら、いきなりポップな人間がやってきて、お困りでしょうか…
この名前は、私がこれまでSQLを使ってデータ集計・分析する
「SQL芸」をたくさんやってきたことに由来しています。
もちろん、芸人と名乗るからには、笑いにもこだわりを持っております。
ぜひお見知りおきのほど、よろしくお願いいたします。
◆SQLって、なに?
さて、さきほどから「SQL」と連呼していますが、SQLとは一体何なのでしょうか?
ズバリ、データを抽出・集計するためのプログラミング言語です。
SQLが具体的にどんなものか、お見せします。
例えば、このようにプログラムを書くと、purchasesという購買データのテーブル(表)から
商品カテゴリ(product_category)が「お茶」か「ジュース」のものに絞って
商品名(product_name)ごとの、購買金額(pur_amount)・購買人数(pur_users)が出せます。
select
product_name
, sum(amount) as pur_amount
, count(distinct user_id) as pur_users
from purchases
where product_category in ('お茶', 'ジュース')
group by product_name
;
ひゃあ!プログラミングなんて難しそう… と思われたかもしれません。
ですが、データ活用には、SQLを学ぶことが鍵!と私は考えています。
今からその理由を3つお話ししますね。
◆①SQLは、色々なデータ基盤で使える
理由の1つ目は、SQLは色々なデータ基盤で必要となるということです。
Googleの代表的なデータ基盤BigQueryや、有名なCDPのTreasureDataなども
基本的には、SQLを書くことでデータを取る必要があります。
実は、こちらでご紹介しているデータクリーンルームも、多くの製品でSQLが必要なんです!
せっかくデータ基盤を導入しても
SQLが使えなくてデータが取れないと、ぐぬぬ…😠となってしまいますし
逆に、SQLさえできれば、色々なデータ基盤を活用するチャンスがあるのです!
なぜ、このような状況になっているのでしょうか?それは次で解説します!
◆②SQLは、データの世界でずっとNo.1
理由の2つ目は、SQLがデータに関するプログラミング言語でNo.1の地位を確立していることです。
プログラミング言語というのは、流行の移り変わりが激しく、がんばって勉強した言語が
数年後にはトレンドでなくなり、ぴえん…😢 となることが、ままあります。
しかし、SQLはデータ関連のプログラミング言語で
右に出るものがいない状態を長い間キープしています。
(今後もこの傾向が打ち破られる様子はありません…!)
これは、SQLがデータを扱うのに洗練された言語体系だからなのかなと思いますが
その証拠に、SQLの基本的な書き方は、どのデータ基盤でも共通になっています!
(ANSIという標準規格があります)
というわけで、SQLを学べば、広く・ながーーく活用できるわけですね。
\すごいぞ、SQL!/
◆③SQLで、データに詳しくなれる
理由の3つ目は、SQLを使っていくと、データに詳しくなれるということです。
…!? なんだかニワトリ卵のような話ですね… でも、これはホントなんです。
SQLでデータを取るには、元となるデータについて詳しく理解している必要があります。
「購買データは1件ずつ購入データがあるから、行数をカウントすれば購買件数が取れるな」
「product_categoryに商品カテゴリがあるから、これを使ってお茶だけのデータを取ろう」
といった感じです。
このように、SQLを書くためのプロセスを踏んでいくことで
データそのものについて詳しくなりますし、これを繰り返していくと
「抽出・集計しやすいデータとは、どのような形になっているべきか?」の知見が
肌感覚で貯まっていくのです。
この知識は、データ基盤を設計する業務などにも応用できそうですね。
そうです、SQLを学ぶことは、データに強くなる1番の近道なのです!
◆他にも…
3つと言っていたのに、全然足りませんでした。
●明確なスキルになる
ビジネスでは色々なスキルが求められますが、具体的に見えにくいものも多いです。
その点SQLはデータが出せるので、ハッキリと目に見えるスキルになります。
ぜひSQLを学んで、職場で高らかにEnterキーを鳴らしましょう!
●人間関係が良くなる
SQLを学ぶと、様々なデータ抽出や集計ができるようになるので
多くの方から、仕事を 投げられる 依頼されるようになると思います。
普段の業務では出会えなかった方々と、接するチャンスが増えますね!
●メンタルが安定する
多くのプロスポーツ選手がルーティンを取り入れることで、精神統一を図っているそうです。
SQLはベースとなる書き方が決まっているので、ルーティンにはもってこいです。
事実、SQLを書いていると、精神的に落ち着くような感覚になります。
これがルーティン… 今なら私もホームランが打てそうです(打てません)
◆SQLを知りたくなってきたら…?
ここまでお読みいただいた皆様は、SQLをやってみたくてウズウズしている頃だと思います。
実は、Zennという技術ナレッジサイトで、SQLの基礎講座を書いています。
ご興味がありましたら、ぜひこちらからご覧ください!
Data Digでは、SQLに精通したメンバーが、皆様のデータ活用をサポートいたします。
サービス紹介をご覧いただき、お困りごとがございましたら、ぜひData Digにご相談ください!