【導入編】コンバージョンAPI(CAPI)とは?クッキーレスで注目されるコンバージョンAPI(CAPI)をわかりやすく解説
こんにちは、CCIで企業のデータマーケティングの推進とデータプランナーを担当をしている三代(みよ)です。
本コラムでは、Cookieレス時代のコンバージョン欠損対策として注目されるコンバージョンAPI(CAPI)につきまして複数回に分けて解説しております。
第2回目となる今回は、コンバージョンAPI(CAPI)の導入編と題して具体的に準備することや整理することを解説をさせていただきます。
前回の記事では、コンバージョンAPI(CAPI)とは?~基礎編~を解説しておりますので併せてご確認ください。
■目次
- コンバージョンAPI(CAPI)とは?
- コンバージョンAPI(CAPI)の導入方法
- コンバージョンAPI(CAPI)の導入する上でのパートナー企業の選び方
- CCIが提供するコンバージョンAPIサービス
- 最後に
コンバージョンAPI(CAPI)とは?
コンバージョンAPI(CAPI)とは、コンバージョン欠損対策の手法の一つで、広告主のサーバーからプライバシーに配慮した形で媒体の広告サーバーにイベントデータを直接送信する仕組みです。これにより、Cookieに依存せずに広告キャンペーンのコンバージョン計測や最適化精度の向上が期待できます。
コンバージョンAPI(CAPI)の導入方法
コンバージョンAPI(CAPI)の導入に向けて押さえるべきポイントを纏めてみました。
①事前整理フェーズ
- クッキーレスの影響を把握
- 現在掲載をしている広告プラットフォームのクッキーレス影響度を整理
- 現在掲載をしている広告プラットフォームのコンバージョン欠損対策ソリューションの提供状況を整理
- 現在掲載をしている広告プラットフォーム経由の事業成果(貢献度)を整理
- 自社の顧客データ収集・蓄積環境の把握
- ファーストパーティデータの収集状況を整理
- ファーストパーティデータの取得内容を整理
- ツール、データ、タグ周りの利用・計測状況を整理
- プライバシーポリシーの整備状況の把握
- 個人データの利用目的や定義、ユーザーに対してのマーケティング活動における許諾・同意 など
- 個人データの第三者提供方法について など
※改正個人情報保護法の理解や遵守が必要となります。
②見積りフェーズ
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- コンバージョンAPI導入予定の広告プラットフォーム数
- コンバージョン計測ポイント数
- データ蓄積環境(利用ツール、利用サーバー)
- 作業工数
※外注をする場合は上記などのポイントが整理された上で見積りが算出されます。
※その他、サーバー利用などで月額費用(ランニングコスト)が発生するケースがあります。
③実装フェーズ
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- 実装する広告プラットフォーマーが公開しているコンバージョンAPIや管理画面での設定・計測周りの仕様を整理
- コンバージョン欠損対策の実装パターンを整理(サーバー計測、タグ編集、GTM利用など)
- 送信するイベント内容、数、パラメータ内容に応じて設定
- テスト計測
④運用フェーズ
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- 広告プラットフォームに対してシグナルデータを送信
- コンバージョン計測、広告効果を観測
- 広告プラットフォーマーの機械学習機能や最適化機能のチューニングを開始
- レポート・分析
- 運用改善
コンバージョンAPI(CAPI)を導入する上でのパートナー企業の選び方
コンバージョンAPI(CAPI)を導入をする上で、多くの広告主様は外部のパートナー企業に実装を委託するケースが多いかと存じます。
その際に検討するべき基準をまとめましたので参考ください。
- サポート体制
- 実装に向けて専門のエンジニアのサポートが受けられるか?
- 対応できる広告プラットフォームの数
- 何媒体対応できるか?(非対応の媒体はないか?)
- ディスプレイ型、検索連動型、動画など対応できないフォーマットはあるか?
- 計測できるコンバージョンデータのバリエーション
- 自社で事業成果としている成果データや個人データを広告プラットフォームに送り込むことはできるか?
- 来店データや実店舗購買などオフラインデータの取り込みは可能か?
- 対応できるコンバージョン計測対策の実装バリエーション数
- タグ編集、サーバー計測、ゲートウェイ形式、GTM環境構築など広告主様のデータ環境にあわせて最適なプランや環境を構築できるか?
- 提供価格
- 単純な初期費用の安さではなく、中長期的な運用サポートや広告パフォーマンスの改善を見越した価格設定になっているか?
- コンバージョンAPI実装後の広告パフォーマンス改善に向けた運用コンサルもお願いできるか?
CCIが提供するコンバージョンAPIサービス
CCIでは、経験豊富なデータエンジニアとデータプランナーが現状のヒアリングから実装、さらにコンバージョンAPIの導入後の具体的な広告パフォーマンスの最適化まで一気通貫でフォローできるコンバージョン欠損対策サービスを提供しております。
本サービスではイベントデータの取得方法や環境に応じて、最適な形式でコンバージョン計測環境を提供しております。
①Advanced Taggingプラン
顧客データ(カスタマー情報)を付加したコンバージョンシグナルをコンバージョンピクセルで送信する形式で既存のコンバージョンタグを編集するライトなプラン
②Conversion APIプラン
顧客データ(カスタマー情報)を付加したコンバージョンシグナルをコンバージョンAPIで送信する形式。ブラウザの読込エラーや広告ブロッカーによる計測漏れなど取得仕切れなったシグナルを補うことで取得シグナルの総量を最大限上げるプラン
具体的なサービス詳細はCCIが提供するコンバージョン欠損対策サービスをご確認ください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
次回のコラムでは【活用編】と題しまして、コンバージョンAPI(CAPI)の導入後において、具体的にどのような活用方法があるのかを事例を踏まえて解説させていただきます。
コンバージョンAPIの過去の記事はこちらとなります。
「Data Dig」では、データ活用と基盤構築の分野に特化した専門家で構成しており、データ仕様の設計からAPIの実装、配信設計の提案まで一気通貫で企業様の支援をさせていただいております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
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