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ファーストパーティーデータとは?クッキーレスで注目されるファーストパーティーデータの特徴と活用事例を紹介

こんにちは、CCIでデータマーケティングの担当をしている三代(みよ)です。

 

Google Chromeにおけるサードパーティクッキー廃止が2025年Q1に(24年4月時点)予定しております。

 

本コラムでは、サードパーティクッキー廃止で注目されるファーストパーティーデータについて、その特徴や有用性を解説させていただきます。


■目次



ファーストパーティーデータとは?


ファーストパーティデータ(1st Party Data)とは、企業が自社のチャネル(Webサイトなど)を通して直接収集したデータの総称をいいます。自社の会員データ、購買データなどのCRMツールで取得したデータが該当します。


対になるのが、サードパーティデータとなります。サードパーティデータは、自社とは関係のない第三者企業が独自で収集・提供するデータとなります。リターゲティングやDMPなどデジタルマーケテイングの高度化にこれまで大きく寄与しておりましたが、データの取得元はブラックボックスでもあるため信頼度と精度が課題となっておりました。


昨今のクッキーレス環境において注目されはじめてきたのが、ファーストパーティーデータの利活用となります。

 

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ファーストパーティーデータ活用の有用性

 

データの信頼性

ファーストパーティーデータは自社で収集・保有しているデータであるため、いつ、どこで、誰から、どういった形で、どんなデータを取得したか出所が明確となり信頼性が高いのが特徴となります。

また、自社で取得したデータ(会員や購買情報)となるため自社のサービスとユーザーの結びつきが強い点が強みとなります。

 

データの費用対効果

データを取得する仕組みを構築してしまえば、後は自社データのため低コストで運用が可能となります。セカンドパーティーデータやサードパーティーデータと異なり、データ取得における購入費用も抑制できるのが強みです。

 

リスク

自社の会員やユーザーに対して、プライバシーポリシーや規約で自社データの利活用の目的が明確化できるのが特徴となります。ユーザーに許諾を得たものだけマーケティングでの活用ができるので意図していないリスクが軽減できます。

 

データの粒度、精度、鮮度

データ収集方法とデータ基盤の構築により鮮度の高いデータが深い粒度で取得できます。結果として常に最新の情報を活用することが可能となります。

 

 

ファーストパーティーデータ活用イメージ

今後のウェブマーケティングにおいてはサードパーティークッキーに依存したウェブマーケティングからの脱却が急務です。

 

ファーストパーティーデータを活用することで、サードパーティークッキーに依存しない施策を提供することで、顧客との結びつきを強化したマーケティングを提供することが可能となります。

 

以下図は一例となりますが、

広告効果計測環境を構築することによるコンバージョン欠損の抑制、顧客解像度向上によるターゲット戦術への活用、ROIの改善、ダッシュボード活用によるビジネス貢献の把握など活用方法は多岐に渡ります。

 

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事例紹介

2024年5月22日(水)に実際のクライアント様事例を交えて、クッキーレス対策とファーストパーティーデータ活用の道筋をテーマにウェビナーを開催させていただきました。

 

本コラムでは実際のウェビナーで解説された一部の内容を紹介できればと思います。

 

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クッキーレス環境で必要なこと・やるべきこと

ファーストパーティークッキーとファーストパーティーデータ環境の両軸でデータの補強を行い、モデリングを強化することで広告効果の向上と継続的な事業成長が見込めます。

 

■ファーストパーティークッキー取得環境の整備

  • GA4やGMTなど自社のブラウザ経由で収集したクッキー
    • ウェブサイト分析
    • デジタル広告の効果測定

■ファーストパーティーデータ取得環境の整備

  • 広告主様がCRMシステム等で直接収集した顧客データ
    • 不足するシグナルデータの補完
    • 顧客データを活用した広告ターゲティングへの展開

Google社ではファーストパーティーデータを活用して、自動化、モデリング、機械学習など

これからの新しい広告技術の効果は供給されるデータの質によって変わると伝えている。

 

そのためには、データの質を担保してGoogle広告におけるシグナルデータの補完とCV計測精度を向上させるために拡張コンバージョンの実装を強く推奨いたします。

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別のコラムでも拡張コンバージョンとは?Google広告におけるコンバージョン最適化配信に向けた対策を解説しておりますので併せてご参考ください。

 

 

拡張コンバージョン導入における注意

拡張コンバージョン導入には検討期間として最低でも3か月程度を要して実装に至るケースが多いです。

 

理由は拡張コンバージョンでの計測においては顧客の個人データ(メールアドレスや電話番号)が必要になるため個人情報保護の観点から広告主様のプライバシーポリシーの整備や個人情報の取り扱いに関する理解が必須となるためです。

 

広告主様においては、マーケティング部門/宣伝部門以外にも法務部門や、テクニカル部門(サイト改修やサイト編集)など部署を横断して連携が必要になります。

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CCIが提供するマーケティングの高度化

CCIでは拡張コンバージョンの導入だけではなくファーストパーティーデータを活用することで4つの視点で企業様のマーケティングの高度化を目指しております。

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実際に弊社がご支援をさせていただきましたファーストパーティデータ活用における広告パフォーマンスの改善例につきましては別のコラム:事例から読み解く事業KPI最大化でも詳しくご紹介しております。

 

 

CCIが提供するコンバージョン欠損対策の強み

CCIではクッキーレス時代における企業のデータマーケティングにおける課題や悩みに対して、データ計測・収集から具体的な活用支援、ソリューションの導入・開発まで一気通貫で対応したData Dig (データディグ)を2022年より提供開始しております。

 

①要件定義~実装~その後のマーケティング施策実行~分析まで一気通貫で対応可能

  • 専門知識とスキルを持った人材が広告主様の課題にあわせてスピードのある支援が可能
  • 高度な知見や高品質なサポート、豊富な運用実績により各広告プラットフォーマー様からパートナーとして認定

②クッキーレス対策における事例が豊富

  • 広告主様の課題解決に向けたベストプラクティスを提供可能
  • クッキーレスにおける広告パフォーマンスのCPA改善事例を多く保有
  • クッキーレスに対応した各ソリューションを提供可能
    • アナリティクス
    • コンバージョン欠損対策ソリューション(コンバージョンAPIなど)
    • データクリーンルーム
    • ファーストパーティーデータ活用 など

別のコラムではより詳細にコンバージョン欠損対策ソリューション(コンバージョンAPIなど)を解説しておりますので併せてご確認ください。

【第1回】コンバージョンAPI(CAPI)とは?~基礎編~

【第2回】コンバージョンAPI(CAPI)とは?~導入編~

【第3回】コンバージョンAPI(CAPI)とは?~応用編~

 

最後に

 

いかがでしたでしょうか?

 

本コラムを通じて自社で保有している顧客データや会員データのアップデート、データを活用を検討している企業様がいましたら是非お問い合わせをお待ちしております。

 

CCIではサードパーティクッキー廃止に対応したデータ統合支援・活用サービス Data Dig (データディグ)を提供しております。

 

広告ターゲティング、広告効果分析、広告最適化、コンバージョン欠損対策など様々な対策をご提供しておりますのでご興味のある方はぜひお問い合わせお待ちしております。 


>>お問い合わせフォーム|ポストクッキー時代のデータ統合支援・活用サービス『DataDig』

>>コンバージョン欠損対策(コンバージョンAPI)|サービス概要ページ

>>資料請求ページ|DataDig

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