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クッキーレス時代のAmazon広告のコンバージョン欠損対策とは?

こんにちは。CCI データプランナーの浅井です。

 

プライバシー保護が重要視されるようになり、昨今のデジタルマーケティング業界では従来のクッキーを使ったトラッキングが困難になっています。今回はAmazon広告におけるコンバージョン欠損対策にスポットを当て、その実践的な方法を紹介していきます。

※本コラムでは、その他プラットフォームにおけるコンバージョン欠損対策についても解説中です。詳しくはこちらからどうぞ。

 


■目次


◆コンバージョン欠損対策とは?


プライバシー保護の観点からクッキーの利用が制限されている中、クッキーに依存せずにコンバージョン計測を行う仕組みのことを指します。具体的には、広告主のサーバーから媒体社のサーバーへ直接シグナルデータを送信して計測を行います。
従来のタグ計測とは異なりブラウザの読み込みエラーや広告ブロッカーによる計測漏れなど取得仕切れなかったシグナルデータを補うことが可能なため、今まで以上に広告最適化機能の活性化が期待できます。

【DD】capi_flow_240115

 

コンバージョン欠損対策導入によるメリットとしては、以下2点が挙げられます:

 

・コンバージョン欠損の軽減
・自動入札の精度向上→広告配信精度の向上

 

◆Amazon広告におけるコンバージョン欠損対策


Amazon広告では、2つの形式のコンバージョン欠損対策が提供されています。

 

タグ形式

Amazon広告タグ(Amazon Advertising Tag、通称AAT)を使用する形式です。AATで計測したコンバージョンデータを、Googleタグマネージャーを使用して管理画面に送信する仕組みです。コンバージョンデータとして送信可能な情報は、メールアドレス(ハッシュ化された形式(SHA-256)または未加工の状態)と電話番号の2種類です。

 

API形式

コンバージョンAPIとは、従来の広告媒体が発行するピクセルタグ経由のクッキーを使わずにコンバージョンを計測する手法です。

【DD】amazon_cv_api_2407
 具体的には広告主のサーバーから広告プラットフォーマーの広告サーバーに直接シグナルデータを送信することで、広告主側の成果データと広告プラットフォーマーの持つ会員データを付き合わせてコンバージョンを計測する仕組みとなります。

コンバージョンAPIを使用するにはアプリケーションの開発が必要なため、公開されているデベロッパー向けドキュメントに基づいて自社のデータ環境やエンジニアリソースの確保して実装をする必要があります。

 

◆どちらの形式で対策をするべき?

 

前述の通りAmazon広告におけるコンバージョン欠損対策は2つの形式がありますが、タグ形式・API形式にどちらもメリット・デメリットがあり、一概にどちらの形式が優れているということは言えません。Data Digでは企業様の環境に応じて適切な形式での導入を推奨しています。

 

▽タグ形式

メリット:導入がAPI形式に比べて容易

デメリット:API形式に比べて補完できるシグナル量が少ない(ブラウザの読み込みエラーや広告ブロッカーといったデバイスの影響を受けてしまう)

 

▽API形式

メリット:タグ形式よりも多くのシグナルを補完できる。そのため、より広告効果の改善に期待できる。オフラインデータにも対応。

デメリット:導入にあたり技術的ハードルが高い・工数がかかる

 

◆コンバージョン欠損対策を進める前に

 

ここまで、Amazon広告におけるコンバージョン欠損対策について紹介してきました。しかし、実際に動き出す前に、まずやるべきことがあります。

 

それは、自社のプライバシーポリシーの整備です。ユーザーのプライバシー保護の重要性が叫ばれる昨今、どのようなデータを・どのように扱っているか、プライバシーポリシーで明記をしておく必要があります。適切に記載しないまま施策を進めてしまった場合、企業の信用問題にもつながります。コンバージョン欠損対策の導入に向け動き出す際は、まずプライバシーポリシーの整備を忘れずに行いましょう。

 

◆Amazon広告のコンバージョン欠損対策ならCCI ”Data Dig”

 

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CCIのデータ統合支援・活用サービス”Data Dig”では、Amazon広告におけるコンバージョン欠損対策の導入支援を行っています。専門のプランナー・エンジニアが現状把握~実装まで一気通貫で対応しているため、企業様の置かれている環境を踏まえた導入ステップの提案からご支援することが可能です。

Amazon広告を配信中の企業様で、コンバージョン欠損対策未導入の場合はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 


>>お問い合わせフォーム|ポストクッキー時代のデータ統合支援・活用サービス『DataDig』

>>資料請求ページ|DataDig

 

 

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